ご挨拶

はじめまして。

くれたけ心理相談室 立川支部の鈴木庸佑と申します。

 

このページに訪れてくださりありがとうございます。

この記事では、私の簡単な経歴の紹介と人生を生きていくうえで大切にしている考え方を伝えていけたらと思います。

 

私は学部で教育学を専攻し、個別指導塾のアルバイトや教育実習を経てから臨床心理大学院に進み、不登校の児童・生徒支援をしてまいりました。

大学院を卒業してから転職支援の会社に就職し、現在は心理カウンセラーをしております。

 

これまでお客様の悩みを聴いて解決することを生業にしてはおりますが、

私自身これまで人間関係やコンプレックス、今後のキャリアなど数々のことに悩んで生きてきました。

悩みや苦しみの大きさが肥大すればするほど

「どうして私だけこんなに苦しまないといけないのか」

と孤独に嘆き、無邪気に楽しそうに生きている人を見るたびに

「あの人みたいに何も悩みなく楽しいだけの人生を歩めたらいいのに」

と切望していました。

 

でも、幼児、小中高生、就活生、社会人、定年を超えた大人の方々など年齢問わずサポートさせていただいていると、

「人間って何歳になっても、どんなに人生上手くいっていても、何かしら悩みを抱えて生きていく生き物なんだな」と実感します。

 

児童・生徒支援の例で挙げると、

クラスに馴染めない、仲良い友達いないことに悩む人もいれば、

部活動でレギュラーを取れずに才能がない自分に嫌悪する人もいます。

 

学習科目の成績が悪いのは構わないけど、成績が悪いことで友達から馬鹿にされたり兄弟と比較されるのが辛くて、

本当はいけないと分かっているのに非行に走ってしまう子もいます。

子どもは大人と比べると感情のコントロールが上手くできないので、「そのくらい我慢できるでしょ」と思うこともついやってしまいます。

周囲から怒られ叱られて、評価が下がると

「私がいけないんだ。私はダメな人間だ」と自己肯定感がどんどん低くなり、生きづらさを抱えている子もいます。

 

大人になると感情ではなく論理で、合理的に物事を捉え俯瞰的に自身を観察して、上手く感情をコントロールできるようになったりしますが、

今度は感情がおざなりになって自分の本音に気づかずに悩みを抱えてしまうことがあります。

 

社会人の例で挙げると、転職サイトに登録していただいた方に

「なぜサイトに登録してくださったのですか?」

と問いかけると半分近くの人からは、

「何となく登録しただけなんですけどね」「今の仕事でも満足しているんです」

と返ってきます。

でも、色々と話を聴いてみると、

「会社の方針に納得いかないんだよね」

「しかも上司とも相性が合わなくて」

「うちの会社は給料いいけど、来年から昇給しないし退職金も出ないから将来が不安」

などと芋づる式に悩みがどんどん出てきてくるのです。

一見悩みがなさそうな人でも本人が自覚していないだけで、

閉じ込めていた感情が表面に出てきて、悩みを抱えていることが往々にしてあります。

感情をコントロールできてしまう、できすぎてしまうが故に悩むのが大人の特徴なのかもしれませんね。

こうして色々な方々からの相談を受けていると、

人間関係、恋愛、お金、容姿、健康、夢、キャリアなどカタチや度合いに差はあれど、

年齢関係なく誰しもが悩みを抱えて生きていくものだと実感します。

 

この現実に直面したとき、みなさんは何を感じますか…?

 

昔の私ならば、

「今後も悩み続けながら生きていくなんて、人生って本当にしんどいよ・・・」

と憂いていたのですが、今では捉え方が変わっている気がします。

 

むしろ悩みがあるからこそ人と繋がれる、

本当の意味でお互いを理解し合えて、幸せに近づけるものだと考えています。

 

私自身、社会人になってからも沢山の悩み、苦しみながら生きてきました。

しかし、その悩みを同期や先輩に打ち明けてみて

「私も同じ悩みを抱えてきたからすごいよくわかるよ」

「この時期はすごい辛いよね。僕も辛いけど一緒に乗り越えていこう」

と共感してもらえたとき、こころが温かくなり幸せな心地になりました。

悩みを共有し合えた方とは深い仲になれて、今も一緒に飲んだり遊んだりしています。

 

悩んでいる時間はとても辛いので早く取り去りたい。解決しようと必死になるかもしれません。

でも、悩みがあるのは決して悪いことばかりではないような気もしています。

悩みがあるからこそ人と繋がることができますし、

その繋がる感覚は温かく心地よいもので、明日を生きる原動力になることもあります。

 

さらに、その悩みと向き合って乗り越えることができたとき、その経験が同じ悩みを抱えている人を救うきっかけにもなります。

今抱えている悩みは自身を苦しめるものであると同時に、誰かのこころを救う種でもあるのです。

 

私は心理カウンセラーではありますが、皆さんと同じ人間である以上、

今もこれから先の未来も悩みを抱えて生きていくのだろうと思います。

でも、直面する悩みのすべてが悪いものではないと捉えられるようになってからは、人生ちょっとだけ生きやすくなりました。

鈴木庸佑カウンセラー

ここまで私が生きていくうえで大切にしている考え方を発信してきましたが、

つい熱くなってしまって、中々長文になってしまいました・・・(汗)

 

この文量を毎回書くのは大変ですし、読んでくださる方の負担になってしまうので、

次回以降はもう少し簡潔にまとめていきます。

 

もしここまで記事を読んでくださった方が居るのなら大変有難い限りです。。

文章を読むエネルギーや時間を頂いている以上、少しでも読んでよかったと思える記事を発信できるようにしていきたいと思います。

ここまでご覧いただき本当にありがとうござました。

 

 

投稿者プロフィール

鈴木 庸佑
鈴木 庸佑くれたけ心理相談室(春日部支部)心理カウンセラー
相談者様の心の伴走者として、その悩みに誰よりも真剣に向き合い、解決に向けて一緒に歩み続けていきます。 心理カウンセラー 鈴木 庸佑
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