成長の可能性を諦めない。
こんばんは、庸佑(ようすけ)です。
今回は私が大切にしている考え方を、自身の体験談を交えて綴っていけたらと思います。
発達障害の支援をしていると、人間誰もが可能性を秘めている存在であることを体感します。
発達障害を抱えた方は健常者と脳機能の働きが異なるため、当たり前のようにできていることが出来ない、感情のコントロールが上手くできない、言葉によるコミュニケーションが取れないなど、社会生活するうえで困難を抱えやすいと言われています。
支援し始めたての頃は、
「お風呂や歯磨きも自分一人では出来ない」
「言葉は通じないからジェスチャーで指示するけど伝わらない。一体どう支援すればいいのか」
などと相手の出来ないことばかりに目を向けていました。
しかし、ベテランの支援員のもとで観察させていただく中で、支援している方々は決していつも出来ないわけではなく、周囲を取り巻く環境次第では難なくこなせてしまう場面もあることに気づきました。
支援者との相性が良ければ上手くできたり、
場所や時間帯が変われば本人の気持ちが切り替わって、粘り強く取り組もうと頑張ってくれたりします。
歯磨きは一人で出来ないのに、洗濯物は自分で折り畳むことは出来るようになってしまう人もします。
そうした光景を目の当たりにしたときに、
「できるか」「できないか」のゼロかイチかどうかではなく、
「どこまでは出来て、どこからが出来ないのか」とゼロとイチの間に目を向けて支援することの大切さを学びました。
そしてその視点を大切に支援し続ければ、出来る部分が徐々に増えていき人は成長していくものだと肌で体感しました。
それ以降私は発達障害に関係なく、対人支援において本人の出来る部分にも着目し、
「出来ない部分は周囲のサポートがあれば、出来る部分はあるのではないか」
「環境を上手く調整すれば、一人で出来るようになるんじゃないか」
と成長できる可能性を信じてサポートすることを何より大切にするようになりました。
そして私自身の背中でも見せられるように、常に自分の可能性を諦めずプライベートでも挑戦し続けて内面、外面ともに磨いていきたいと考えています。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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