人は変化を嫌うが、停滞も嫌う。

こんばんは、庸佑(ようすけ)です。

私事ながら、昨月からライフスタイルの変化が激しく疲れを感じる機会が増えてきた今日この頃です。

変化を嫌うけど、停滞も嫌っている自分もいることに気づいて、自分の心って面白いなーなんて自己探索にワクワクしているところです。笑

さて、今日のテーマ「人は変化を嫌うが、停滞も嫌う」ことについて綴っていこうと思います。

 

人は新しい環境に飛び込もうと思ったり、新たな挑戦を試みようとすると、防衛本能が働いて少なからず不安や恐怖が伴うものです。

人間は変化を嫌う生き物だと言われておりますが、同時に停滞を嫌っている部分も持ち合わせています。

本能では変化を嫌っているはずなのに、慣れてしまって何も変化が起きずに停滞していると感じると、それはそれで退屈になって
「このままでいいのか…」と悶々としてきます。
退屈は人間にとって苦痛と言われており、特に男性は何もしない退屈よりも、強い電気ショックの痛みを優先した実験もあるほどです。
※退屈に関しては下記の書籍が面白いので、興味ある方は是非ご覧下さいませ。

暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

これは私の心の捉え方のイメージではありますが、

変化による不安や恐れを味わうと心がザワザワするのに対して、

停滞による退屈感を味わうと心がモヤモヤします。

変化を嫌うのに、変化しないのも嫌だ。

そうした心の矛盾を孕んでいるが故に、自分の本音が分からなくなることがあります。

「変化するか」「変化しないか」のいずれかの立場に立たされて生きている以上、こうしたネガティブな感情からは避けられないこと、そして人はネガティブな感情とともに生きていく宿命なのだと気づかされます。

不安と共に生きるという言葉がありますが、まさにその通りだなと思います。

それを理解してからは、
「挑戦するのが怖い」「今の環境を変えるのが不安だ」
「何もせず変わらない日々を送っているのも物足りない」「人生が前に進まなくてモヤモヤする」
などと悩みを抱えて、ネガティブな感情を味わっていても
「これは私だけの悩みじゃない。きっと共感してくれる人がいるはずだ」
と自然と思えるようになって、少し心が軽くなった日のことを今もよく覚えています。

ただ、心が軽くなっただけで根本の悩みは解決できていないので、ネガティブな感情は続いていくんですよね。

その状態は自分にとって望ましくはないので、
どこかのタイミングでその悩みと本気で向き合って、何とかして悩みを解決したいと思う瞬間がやってきます。

その解決に向けて踏み出す一歩はとても重たく苦しいものです。
しかし、その悩みが解消された瞬間は視界がブワっと開けて、ネガティブな感情がスッと消えます。

そして心晴れやかになって内からエネルギーが湧き上がって、人生が一気に前に進み始めます。

 

 

ダラダラと話が長くなってしまいました・・・。

変化しようとしても不安や恐れがあり、変化しなくても退屈感やモヤモヤがやってくる以上、そうしたネガティブな感情から逃れられないのですが、一方で人生を前進させる起爆剤にもなり得ると私は考えています。

なので、ネガティブな感情を煙たがらず、優しく受け止めて、受け入れてあげることが大切なのかなと思います。

小難しく書いてしまいがちなので、メッセージが上手く伝わらなかったら申し訳ありません。
もしここまで読んでいただいた方がいらっしゃったら有難い限りです。
今後も自分の考えを気ままに綴っていけたらと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

投稿者プロフィール

鈴木 庸佑
鈴木 庸佑くれたけ心理相談室(春日部支部)心理カウンセラー
相談者様の心の伴走者として、その悩みに誰よりも真剣に向き合い、解決に向けて一緒に歩み続けていきます。 心理カウンセラー 鈴木 庸佑

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