心理カウンセラー 鈴木 庸佑 (すずきようすけ)のご紹介
【資格】
・国家資格キャリアコンサルタント
・小学校教諭、中学校・高等学校教諭(数学)
【趣味・特技】
音楽鑑賞 カラオケ 筋トレ アニメ・漫画(ハイキュー、アオアシ等のスポーツ漫画、ジャンプ漫画等) お酒 バドミントン 野球
【座右の銘】
可能性を信じ続ける。
【好きな言葉】
中庸
略歴
1995年 茨城県で生まれる
幼稚園時代
昔から刺激に敏感で、制服を着るときにシャツのタグが触れたり、ネクタイが首に巻きついたりすると気持ち悪くて脱いでしまう子でした。
小学校〜中学校時代
些細なことも気にしてクヨクヨ悩み続けるタイプで、家族や友人からは「どうしてそこまで気にするの?」「別に過ぎたことだし、もういいんじゃないの?」とよく言われていました。
小学4年生の頃、太っていた時期があったのですが、体型をいじられたことを気にし過ぎるあまり拒食症になりました。完治まで約7年かかったものの、当時お世話になった臨床心理士さんのおかげで、今では美味しくご飯を食べられています。
1日に食べられたご飯粒の数を毎日記録していた日が懐かしいです。ほんの2,3粒ずつではあるものの、食べられたご飯粒の数が増えていくのが嬉しくて、少しずつ食べられるようになってきた日のことは今でも忘れません。
この経験から、どんなに些細な一歩であっても、少しずつ前に進んでいる感覚を味わうことの大切さを学びました。
高校時代
今度は過敏性腸症候群を発症して、腹痛に追われる日々でした。受験が近づいているのに授業に集中できず、成績もどんどん落ち込んでいましたが、家族や友人に支えられて無事に乗り越えることができました。
大学の進路選択には悩みましたが、「できない人や辛い人の気持ちを理解できるから、教師に向いているんじゃない」と母親から勧められたことがきっかけで、教師を目指して教育専門の大学へ進学することにしました。
大学時代
3度の教育実習を経て、教師は私の性格には合っていないと思いました。私は子ども一人一人の価値観、要望を尊重し過ぎるあまり集団指導がどうにも上手くできず、またクラスをどのようにまとめるかよりも、中々馴染めずにいた不登校気味の子がどうしても気になってしまいました。
その子の心の悩みに寄り添い、何かできることを考えていきたかった一方、学校現場はとても多忙で、一人一人と向き合う時間は限られていると感じました。そこで、「一人一人の子どもと深く関わって、楽しく学校にいけるようにサポートしたい」と考え、スクールカウンセラーを目指すために臨床心理大学院への進学を決意しました。
大学院時代
スクールカウンセラーとして活躍されているOB・OGの方々から、現場の実情や働き方を聞く中で、私が想像していた仕事とのギャップを感じ始めました。
進学以前は、スクールカウンセラーは主に児童・生徒とじっくりと向き合い、心の支援をする仕事だと思っていたのですが、実際には学校現場のスタッフとの密な他職種連携、必要に応じて教師、保護者への助言が求められることが分かりました。
2年間の大学院生活で学んだことは沢山あるものの、卒業して直ぐに心の専門家として学校現場に入り、教師や保護者に助言できるイメージが全く沸きませんでした。私の今の経験値でスクールカウンセラーになるのは早いのではないかと判断し、別の進路を考えることにしました。
まずは大人の方々と関わり、社会の仕組みやビジネスを理解したいと考えて、就職活動を始めました。
就職活動時代
これまで教師、スクールカウンセラーを目指し、アルバイトは個別指導塾に熱を注いでいたので、良くも悪くも教育業界しか知りませんでした。就職活動を通じて様々な業界を学べるのは楽しかったのですが、教育しか知らない私が他の業界で内定がもらえるのか、入社して活躍できるのか不安で仕方ありませんでした。
教育実習の経験から、一人一人とじっくり向き合える仕事が良いと考えていたのですが、それに該当する仕事は多々あることが分かりました。
「私が本当に大事にしているものはなんだろう?」「一人一人とじっくり向き合えれば、本当にどんな仕事でもいいのだろうか?」などと自分に問いかけながら、自分のキャリアを見つめ直しました。
その末、「誰かの人生を変えるきっかけになれるような仕事をしたい」と強く願うようになり、人生の転機を支えられる転職エージェントの仕事に興味を持ち、人材サービス会社に入社しました。
社会人
人生の3分の1を占めると言われている仕事の転機を支える転職エージェントの仕事に誇りとやりがいを感じていました。また、昔から誰かの人生のストーリーを聴くのが好きだったので、求職者様が転職する理由や、今勤めている会社に入社したきっかけ等、人生の帰路を知ることができるのも嬉しかったです。
その後はより心理に特化した支援を行うために、大人の発達障害を支える施設で支援員として勤務しております。
行動分析を主軸に、障害を抱えながらも本人のできる部分に着目しつつ、少しでも自立を促せるような支援を行っております。
カウンセラーを目指したきっかけ
社会人として働くならば、自分の個性や強みを最大限に発揮できる仕事を生業にしたいと思っていました。
その方が自分もイキイキと働けますし、専門性の高いプロフェッショナルな存在になることで、お客様により高い価値を提供できると考えていたからです。
一方で、昔から自分の個性や性格にコンプレックスを抱え続け、何をするにも自信が持てなかった私は、
「私の個性は世の中の何にも役に立たない」
「私に強みなんてものは一つもない」
と考えていました。
自己評価は低いのに理想だけは一丁前に高かった私は、高い理想と現実の大きなギャップに悩み、会社の優秀な同期や先輩方と比較しては落ち込む日々を送っていました。
しかし、仕事やボランティアで人生の生き方に悩む方々を支えていく中で、
「普段他の人には話すことができないことも、鈴木さんになら打ち明けられました」
「今まで言語化できていなかった部分を引き出してもらえて悩みが整理されました」
「鈴木さんの柔らかな雰囲気やお人柄のおかげで、悩みや不安を安心してこぼせて心がとてもスッキリしました」
などと言ってもらえる機会があり、それが自分の個性や強みを知るきっかけになりました。
その経験から一対一でじっくりと向き合い、話を聴く仕事ならば、自分の個性や強みを活かして困っている人の役に立てるのではないかと思いました。
また、私は昔から話を聴くことが大好きで、友人や先輩との飲み会でも「よくそんなに質問出てくるね」と驚かれることがありました。きっと話を聴く仕事は、私の天職にもなり得るものだと感じておりました。
最終的にカウンセラーになる決め手になったのは、学生のキャリアカウンセリングをやっていたときのことです。
就職活動で選考は受けているものの、自分が何をしたいのか、どう生きていけばいいのか分からず悩みを抱えている学生を担当しました。その方のお悩みを聴く中で、価値観や強みが引き出されていき、最後には自分が歩みたいキャリアの方向性が明確になりました。
面談開始時には暗く曇っていた表情が面談後には心晴れやかに笑顔で帰っていく姿を見たとき、人生を変えるきっかけを与えられるカウンセラーという職業を本気で突き詰めていこうと決意しました。
大学院で臨床心理学を学び、一度は心理から身を引いた私ではありますが、人のこころを専門に扱う心理カウンセラーとして、誰かの人生を変えるきっかけになれたらと思っております。
最後に
私自身の人生経験と、これまで支援させていただいた相談者様が成長する姿を見届けてきた中で確信していることがあります。
それは、心の奥底に溜め込んでいる悩みの中にこそ、本当に自分が求めているものや自分の可能性、人生を変える大きなエネルギーが隠れているということです。その可能性を引き出し、自分らしい豊かな人生を歩めるようにサポートさせていただくのが私の役割だと考えています。
自分の悩み、心と向き合うのはときに辛く、目を背けたくなることもあります。私は相談者様の心の伴走者として、その悩みに誰よりも真剣に向き合い、解決に向けて一緒に歩み続けていきます。
カウンセリングを受けるという勇気ある一歩を踏み出してくださった方の期待に応えられるよう、最後まで責任を持って、カウンセラーとしてサポートさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。